一気通貫で実現する品質管理体制。

コンクリート配合検査

水やセメント、骨材(砂利)、砂を混ぜ合わせて作られるコンクリートは、配合の組み合わせで強度が大きく異なります。構造物の使用箇所ごとに要求する強度が配合設計書の通り再現されるか、コンクリートを試験的に練って実際に確認します。

建物位置確認検査

工事に取りかかる前に敷地境界を確かめ、建物位置が設計図書通りに配置されているか、精緻に測量することで確認します。

杭芯確認検査

杭が正しい位置からズレていると、建物の構造や工事に支障をきたします。杭施工前に、杭を打つ位置が設計図書通りになっていることを確認します。

試験杭検査

基礎杭の本工事前に試験用の杭を打ち、地質や支持地盤を確認、施工管理方法を設計監理者立会いのもと確認、検証します。

コンクリート受入検査

工場から現場に運ばれてきた生コンが硬化したとき、基準どおりの強度を生み出すか確認する検査を行います。受け入れ時は、コンクリート内の「空気量測定」、生コンの固さを調べる「スランプ試験」を実施し、硬化させて強度を調べる為のテストピースを採取します。

配筋検査

鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査です。各階の配筋検査を設計監理者が行うとともに、現場管理者以外の目として事業主の品質管理担当者が別途検査を行います。

出来型検査

出来形(工事施工が完了した部分)の検査は、位置、出来形寸法及び出来形管理に関する各種の記録と設計図書とを対比して行います。

中間検査

建築基準法の中間検査制度により、完成時には見えなくなる部分を中心に検査します。コンクリート躯体や断熱材、設備配管、壁・床下地の施工状況等が施工図通りに、品質基準以上で施工されているかを検査します。この検査に合格し「中間検査合格証」の取得がなければ、工事を継続できません。

機能検査

消火器や消火栓、火災報知機、ガス漏れ警報器、避難器具、避難通路など、消防用設備の配置や状態を検査します。

竣工検査(一部抜き取り検査)

建設工事が終了した時に、外構も含めて完成した建物に不具合が無いかを、施工会社・工事監理者・施主によって最終的に検査します。

住宅性能評価検査

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、住宅の性能に関し表示すべき事項「構造上の安定」「火災時の安全」「劣化の軽減」「維持管理への配慮」など、10分野32項目で等級を定め、事業主が申請した性能表示項目のレベルに達しているか第三者機関に検査を受けます。